大ヒット映画シリーズ「ワイルド・スピード」。ついにシリーズ9作目となる新作「ジェットブレイク」を見てきました〜!!
今回はワイスピ新作「ジェットブレイク」のあらすじネタバレ・個人的感想をぜーーーんぶぶっちゃけていきます!
まだ見てない方は壮大にネタバレしちゃってるのでご注意ください!
Contents
ワイスピ「ジェットブレイク」あらすじネタバレ、過去作をサラッとおさらい!
大人気映画シリーズ「ワイルド・スピード」。原題は「FAST AND FURIOUS」で第一作目は2001年(!)になります。
今回の「ジェットブレイク」(原題:JET BREAK)は9作目に当たります。8作目のアイス・ブレイクは2017年ぶりなので4年ぶりの公開!
前作の「アイスブレイク」では、シリーズ初出演であるハリウッド女優・シャリーズ・セロンがラスボス的存在の悪・サイファー役で登場。
ヴィン・ディーゼル演じる主人公・ドムと対決してあと一歩というところでサイフォンに逃げられる所で終わりましたね。
また、元カノであるエレナ(エルサ・パタキー)の間に子供がいる事もわかり(エレナはマジで可哀想な最期だった…本当報われないよね涙)、その子供を「ブライアン」と名づけるところで終わります。
もちろん、シリーズ6のユーロ・ミッションが遺作となってしまった亡きポール・ウォーカー演じるブライアンからとったのでしょうね。
リトル・ブライアンの名付けシーンは誰もがうるっときたんじゃないでしょうか…
アイスブレイクではスピンオフ出演によって、ホブス役のザ・ロックことドウェイン・ジョンソンがヴィンやローマン演じるタイリーズ・ギブソンとの不仲を報じられたり、
シリーズ最初から出演のレティ役・ミシェル・ロドリゲスがインスタで「ワイスピは女性の活躍が少ないんだボケェ!」と発信したりと、なかなかキャスト間で話題に事欠かないワイルド・スピードシリーズですが、
今作のジェット・ブレイクではドムの弟・ジェイコブ(ジョン・シナ)が登場。しかしこの弟、ドム以上にめちゃくちゃムキムキで、しかもドムのことめっちゃ憎んでます。
そんなジェイコブがサイファーと手を組み、なんやかんやでバトルしていくよという話です!
あらすじとしては、ドムの弟の登場ということで、ドムの若い頃や父親とのシーンがあり、ドムのルーツ的なシーンも多かったので、往年のファンはこれまでのストーリーの回収シーンも多かったですね。
ワイスピ「ジェットブレイク」感想その1:ハンの復活は嬉しい一方で流石にご都合主義!
前作「アイス・ブレイク」では色々と物議がありましたが、何よりもファンとして一番の許せない出来事はジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウが仇の分際でファミリー入りしたことでしょう。
ショウといえば、シリーズ3の「TOKYO DRIFT」また「ユーロ・ミッション」でハン(サン・カン)を殺した人物。シリーズ7のスカイ・ミッションではバキバキにドム達とやり合ったいわば超ヤバい敵です。
それが「アイス・ブレイク」ではドムらファミリーに味方して、
一緒にバーベキューしてんじゃねええええ!!!
と、往年のファンはブチギレましたよね(もちろん私もブチ切れたよ!ハンさんファンだしね)
SNS上でも「Justice for Han」(ハンに正義を!)のタグで溢れ返りましたが、今回のジェットブレイクの予告では「Jusitce is coming」のポスターで「F9からハンが生きて帰ってくる!!」とファン達はテンションマックスになりましたよね!
作品以外の部分でも色々と賛否両論あるワイスピですが、そのハンさんがジェットブレイクで帰ってくるではないか…という事で、今作ジェット・ブレイクでは「ハンさん復活なら見るぜ!」というファンも多かったのではないでしょうか。
そんなハンさんですが、相変わらず食いながら登場してきましたよ〜!!!(喜)
ちなみに食ってるの、チップスじゃなくて、柿の種ではないでしょうか…??
ちょっと老けちゃったけど、相変わらず飄々としてかっこいいですよね。
ファミリーたちを前に、ドムやローマン達とかたく抱き合うハン。このシーンはめちゃくちゃ良かったですね。
当然ながら、「なんで生きてるんだよぉぉぉ」みたいなツッコミ涙シーンがありますが、ご丁寧に解説してくれます。
ハンがなぜ生きてるかと言うと、簡単にいえば「死んだと見せかけてた」とのこと。
ハンは東京にきた時に密かにミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)と密かに手を組んでおり、ショウを利用して「殺されたと見せかけただけ」とのことでした。
つまり、東京ドリフトでのラストシーンの時、実はハンは無傷だったってわけ。。
めちゃくちゃ車に潰されて血だらけの後、車は大炎上するのですが、その傍ら、影に隠れている傷一つないハンさんが「まさにマジックだな」とかのたまっちゃってます…
いやいや「マジック」で片付ける気かーーーーーい!!!笑
ちなみに東京ドリフトは2006年の作品。ジェットブレイクより15年も前なんですから、当時はこれからハンさんが生き返るなんてのは想定外の展開でしょうからね…。
「ミスターノーバディを使えばミラクルは起きるんだぜ」ってことにしか出来ないでしょうね。納得するしかありません。納得するしかないのですが、まぁやっぱり「ご都合主義」感は否めないですよね。
まぁ、このシリーズは崖から落ちてもヘリ直撃して墜落しても不死身な人もいるわけですから、そんなこと言っちゃいけません。
ワイスピ「ジェットブレイク」感想その2:レティ&ミア・ラムジー・エルなど女性キャストの活躍の多さ
「ジェットブレイク」の目玉存在とも言える「ハンの復活劇」。
ハンがどうやって見つかったのかというと、ジェイコブとのバトルのトリガーになるアイテムにハンが関わっているとのことで、その手がかりをもとに、レティとミア(ジョーダナ・ブリュースター)がハンの最後の足跡のある東京に探しにきたことでした。
レティとミアはある居酒屋を見つけ、そこでラーメンを食べたり(正確には一口くらい食べただけでどっか行っちゃった…日本人としては悲しい)派手なアクションシーンを繰り広げたりします。
このアクションシーンですが、レティはともかく、ミアめっちゃ強いんですよね〜。
ミアって子供二人いて普段主婦なんだよね…?元々めっちゃ悪ガキだったとはいえ、世界制覇しようとしてる悪の手先複数舞台相手に強すぎん??
また、今回はレティ演じるミシェルが「女性の活躍くれやー!!!!」と叫んだからか、上記以外でも女性の活躍するシーンが多かったですね。
レティとミアを助ける新キャラ、エル(アンナ・サワイ)や、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)が免許ないのに運転暴走しまくるシーンもありました。
個人的にラムジーのシーンは可愛くて好きだったけど(サンドラブロックの「Speed」を思い出した)、レティもミアもどうせならカーアクションが見たかったですね〜。
女性キャラ皆素敵だから確かに活躍して欲しいけど、レティもミアもやっぱり車ぶん回してるのがカッコいいからね。
ワイスピ「ジェットブレイク」感想その3:東京ドリフト版キャストが老けすぎ…ショーン痩せすぎ!
ワイスピの魅力は女性キャラが全員美しいこと!
レティもミアも、敵役サイファーも(シャリーズ年齢46歳だって…美しさ化け物すぎない!?)、そして大女優ヘレン・ミレン(ショウのママ役)も、とにかく皆美人だし、スタイルが良すぎます!!
確かにシリーズ1から見ると
「皆、老けたね〜」
と思ってしまうけど、でもやっぱり美しいのです。
レティなんかスキニーデニム履きこなしててめちゃくちゃ細いしね。ジョーダナも色黒なのにシミもシワも全然なくて超綺麗!
一方で悲劇すぎたのが、「TOKYO DRIFT」キャスト。
2006年から「一体この15年で何があったの!?」ってくらい別人になっちゃったのが、ショーンです。TOKYO DRIFTでは主人公だったのに…ピチピチ高校生の設定だったのに…
本当見事に老け込んじゃって…
いきますよ?いきますよ?びっくりしますよ??
まず、こちらが2006年のTOKYO DRIFT版ショーン。
腕も逞しくていい感じ!精悍なルックスですよね。
そして、2021年ジェットブレイク版ショーンはこちら。
え、お父さんですか…?
痩せすぎでしょーーーショーン!!!涙
実はこの画像はまだマシな方です。映像だと本当ガリガリで、頭も寂しいし、「病気したのかな?」って思ったくらい。元気だといいんだけど:;
一方で、ショーンの友人・トゥインキー役のバウ・ワウはめちゃくちゃ太っててこっちはこっちで「君、誰…?」状態。
こちらがTOKYO DRIFT(2006)のトゥインキー。
そしてこちらがAFTER トゥインキー(2021年 JETBREAK)
お、おぅ…。
こちらも違う意味で「お父さん感」マシマシでしたね。トゥインキー、TOKYO DRIFTではめっちゃかっこよかったのになー。
この落ち着きっぷり、もしかしてラッパーやめて結婚して子供でもできた?と思ったけど、調べたところバウ・ワウくんは未だ独身でした。
TOKYO DRIFTメンバーで唯一変わってなかったのはあのアジアンくん。やっぱりアジア人は童顔というか、歳とっても若い傾向にありますな…。
ワイスピ「ジェットブレイク」感想その4:ローマン&テズコンビの宇宙放浪はさすがにぶっ飛びすぎ
シリーズ1から見続けているファンは、5作目の「MEGA MAX」あたりから「あれ、方向性変わってきてないか…?」と思ってるハズ。
元々はゼロヨンのバリバリカーアクションだったのが、いつの間にか筋肉ハゲが銃ぶっ放して人がバンバン死ぬ破茶滅茶アクション映画になってて、もはや高級車を破壊しまくるオーシャンズシリーズ映画みたいになってきています。
個人的にはそれはそれでいいと思うけど、MEGA MAXあたりから「流石にそれはご都合主義すぎません…??」というシーンが多くなってます。
断崖から車で落ちても傷一つなかったり、車でビルから空飛んでヘリに爆撃追突して落下してもピンピンしてたり、ドバイのトリプルタワーを猛スピードで空中移動したり。もはや何でもありです。
しかし、今回のジェットブレイクではついに大気圏を突破します。なんと、
「ファミリー、車で宇宙へいくの巻」。
このギャグ具合はもはやローマン&テズのハイクオリティお笑いコンビじゃないと成立しないシーンでしたね。
あの二人だったからギリギリ許されましたが、ローマンのめちゃくちゃかっこいいセリフとかも薄寒く聞こえるほどツッコミどころ満載でした(タイリーズ、マジで頑張ったなーと思います)。
何せ、超絶アマチュアがその辺で買った潜水服でガムテープで固定して車で宇宙いってるんですからね。
TOKYO DRIFTメンバーの回収をする為とはいえ、ちょーーーっとムリがありすぎるというか。最後はお笑いで回収して二人は無事に地球に生還するという開き直り具合です。
まああれだけのスケールで兄弟の絆とかサイファーとか東京ドリフトメンバーとかまとめあげるにしたら仕方ないかもしれませんんが、かなりのご都合主義で無理くり押し込めた感が否めませんでした。
言うまでもなく、ローマンとテズは最高なんだけどね…。キャストの魅力に頼っちゃってる感がもうすごかったです。最後の「もしかして、ミニオン?」のセリフには、もはや苦笑というか失笑感、満載。
あ、何度も言うけど、ローマンとテズの二人自体はかっこいいよ!
ワイスピ「ジェットブレイク」感想その5:ジェイコブ役のジョン・シナがいい味出してる!
「ジェットブレイク」ではアイテムの鍵を握る少女・エルが登場したり、金持ちの悪役オットー(コイツまじでフラグ立ちすぎの存在感ないキャラで悲しすぎた)が登場したり、新キャラもいるのですが、とにかく過去作品の出演者がパラパラと出演しまくるんですよね。
往年のファンじゃなければ、ぶっちゃけ
全く意味不明
だと思います。シーンもコロコロ変わるし、ジゼル(ガル・ガドット)とかエレナの話も入ってくるからしっかり見続けてたファンはないとついていけない。
なので、新キャラが出てきた時点で「もういいよ…お腹いっぱいだよ…」感が否めなかったのですが、ただ、そんな中で新キャラ・ジェイコブ役の
ジョン・シナの演技がめーーーーちゃくちゃ良かったです!!!!
元々レスラー出身なだけあって、ドムの1.5倍くらいの体格。顔つきもどことなくヴィン・ディーゼルと似ている重厚感があって、弟役として超ぴったりでした。
演技も鼻につくことなく、ワイスピあるあるの「今まで敵だったけど最後に味方になっちゃうよ」シーンもとても自然でした!!
どこぞのホブス役と違って自己アピール的なのも一切ないし、めちゃくちゃいい距離感だなーと思いましたね。ナイスキャスティング!!
ワイスピ「ジェットブレイク」感想まとめ:何だかんだでうまくまとまってる
色々言いたい放題言ってきましたが、ワイスピ9作目「ジェットブレイク」、ここまで5000文字くらいツラツラ書き続けてきたということは、何だかんだで楽しめてるという事だと思います笑
というか、もはやワイスピは
「ツッコミどころも合わせて愛してね」
という作品ではないかと思います笑
何だかんだで最後はシリーズ1作目のドム&ブライアンが軸となる「ファミリー」が映画の主軸。
ここをブラさずに、新しいファミリーとかメンバーの変化とかを受け入れつつ、ファンを楽しませてくれていますし、個人的に嬉しいのはキャラ改変がないということ!
9作も続くと、キャラが変わったり色々設定が変わったりしてしまうけど、何だかんだでキャラに愛情を感じます。皆老けただけでシリーズ1とキャラ変わってない。
懐かしいブライアンに鼻殴られたコップも出てきた(彼も相当老けてたね…)けど、鼻ひん曲がった状態で登場させるあたり、やっぱりファンは嬉しいですよね〜!
こういったファンサービスをしてくれるあたり、やっぱりワイスピは何だかんだで面白い。是非映画館にいって心の中で突っ込みまくったり失笑しまくったり、高級車が破壊されるのにドン引いたり、キャストのかっこよさに酔いしれたりしながら、楽しい時間を過ごしてくださいね!